スマホが安くなっている、格安スマホというのがあるらしい。それなら今までの携帯電話からスマホに換えてみたいという中高年(シニア)の方も増えているようです。
そうです、ドコモやau、ソフトバンクというキャリアの3大携帯電話会社以外にMVNO(仮想移動通信体事業者)という、いわゆる格安スマホの会社が増えてきました。
これらのMVNOはキャリアの通信回線を借りて(要するにインフラをドコモなど大手携帯電話会社のものを使っている。)運用しているので、無駄な固定費やメンテナンスも必要ないので格安な料金で運営できるのです。
そしてキャリアの通信回線を使っているので、そのエリアなど通信品質もキャリアとそれほど違いはありません。それでいて通信料金の月額料金が安い。
しかもスマホ本体もキャリアのスマホよりグ~ンと安い。たとえば、スマホ本体も24回分割で購入したとしても、通信料金込みで月額2,000円前後という会社もあります。
これなら今までガラケーと呼ばれる携帯電話を使っていた方でも月額料金は変わらないではと思います。シニアの方でも余裕で利用できるのではないでしょうか.
この記事の目次
なぜ中高年(シニア)の方に格安スマホをすすめるか?
まず、第一にガラケー携帯より画面が大きいということです。設定で文字も大きく表示することもできます。
そして、ガラケーと呼ばれる旧世代の携帯電話とスマホの大きな違いにカメラの性能の差があります。ガラケーの写メは画面が小さいし、粒子も荒いのでそれほど美しくはありません。
それに比べてスマホの写真はガラケーと比べて画面も大きく画質も綺麗です。ちょっと、いいスマホならデジカメをも凌ぐスマホもあります。
街中での気になるシーン、公園に咲いていた綺麗な花など撮っておきたいその時、スマホで素早く写真を撮り、あとでお友達や家族と写真を見せ合い、楽しいひとときを過ごすこともできるかもしれません。
また、楽しく使えるアプリがあります。アプリとはアプリケーション(Application)を略した言葉でパソコンで言うところのソフトウェアでスマホ上で動くプログラムのことです。
このアプリの中で代表的なものの中にLINEというアプリがあります。LINEはこのLINEを利用している人同士ならどんなに遠く離れた人と長電話をしても通話料金を取られずに話ができたり、LINEトークというチャット形式を使い文字で会話することができたりします。
LINEは特に若者世代に人気があり、スマホを持っている人ならほとんどの人がダウンロードしていると言っても過言ではありません。LINEを使えば遠く離れた子供や孫たちともスムーズにコミュニケーションを取ることができると思います。
しかもLINEを利用するのは基本的に無料です。(データ通信量は消費しますが。)
このほかに電子書籍を読むアプリやカラオケのアプリ、簡単なゲームアプリなど楽しいアプリもあります。
だから、スマホで本を読んだり(老眼で小さい字が見えないという方も大丈夫。表示する文字を自由に大きくすることもできるのです。)、ボケ防止で簡単で面白いゲームをちょっと空いた時間で遊ぶこともできます。
まだまだ、いろいろ便利だったり、役立つアプリもあるので、これらのアプリを使いこなすこともスマホの魅力だと思います。
このようにスマホは若い人たちだけでなく、シニアの人の生活をも豊かにしてくれる道具でもあります。
シニアにスマホを使いやすくしてくれる無料アプリもあります
それでも、スマホを使うのが難しいのではと躊躇う人もいますよね。そんな人のために「ラクホン」という無料で使えるアプリがあります。
このアプリを利用すればキャリアの「らくらくホン」みたいな使い方を格安スマホでも可能になるわけです。
スマホを起動するとアプリのアイコンがいろいろ表示されますが、初心者だと何がなんだかわからなくなったりします。
特に年配の方などは戸惑ってしまうことがあるでしょう。そんなときにこのアプリ「ラクホン」を利用してみましょう。
上の画像をご覧いただければ分かると思いますが大きな活字でシンプルに機能が表示されています。一見して、現在時間、写真、電話など分かりやすいですよね。
時刻表示の下に1、2という数字がありますが、ここには最大12個のアプリ登録しておくことができます。利用する頻度が高いアプリはここに入れておけば便利です。もし12以上使いたいアプリがあれば「アプリ」という欄に一覧で登録しておくこともできます。
「写真」は文字通りカメラが起動します。
「緊急ブザー」は何かあったときに、ここを長押しすると大音量のブザーがなります。危険なときなどのセキュリティ用アプリです。
「緊急メール」をタップすると、あらかじめ設定しておいたメールアドレスにワンタップで送信することができます。メールの本文には送信日時や位置情報の他、マイプロフィールに設定した電話番号、血液型が自動的に記載されているのでイザというときの連絡に役に立つでしょう。
このアプリを入れておけばお年寄りだけでなく、スマホ初心者にもたいへん便利だと思います。
このアプリも無料で利用できます。有料のもあるのですが、無料ので十分。多少、使える機能が少なくなるだけですから。
Androidのスマホを購入したならGoogleの「Playストア」で「ラクホン」で検索すればすぐに見つかるのでダウンロードしてください。(iPhone版もあります。)詳しい使い方は公式サイトで。
中高年向きのスマホは?どんなものを選んだらよいか
さて、こういったアプリを利用してスマホを使いこなすとして、中高年(シニア)の方はどんなスマホを選んだら良いのでしょう?
一番おすすめするのは、格安スマホの会社で用意されている端末(スマホ本体のこと)とSIMカード(ユーザーとスマホ会社のデータが記録されているICカードのこと。)をセットで購入する方法です。
もちろん、SIMカードだけを注文して、量販店などで特価の端末を手に入れたり、ドコモなどで使っていた端末をそのまま利用することもできるのですが、その場合自分で初期設定をしなくてはなりません。それほど難しい設定ではないのですが、こういったことが苦手な人が中高年には多いのでセットで購入することをおすすめするのです。
格安スマホの会社で用意されている端末を購入すれば、初期設定してくれているので戸惑うことなくすぐに使うことができます。
価格的には各社1万円台~6万円ぐらいの価格の商品が用意されていますが、あまり安いのはその分性能が落ち使いにくいです。こういったものは後で後悔するのも嫌なので、使いやすいものを選びたいです。おすすめとしては2万5千円~3万5千円ぐらいのもの。その辺の価格帯のものなら基本性能には問題ない商品が多いです。もちろん余裕があればもっと高額のものを選んでよいですが。(カメラの機能などが良くなっています。)商品は一括でも分割(毎月の基本料金と一緒に支払うことができる。)でも購入することができます。
データ容量のプランはいくつを選んだらよいか
格安スマホの会社の公式サイトを見るとデータ容量のプランを決めましょうと書いてあります。
一覧表に1GBはいくら、3GBはいくらと記載されています。このデータ容量のプランとは1ヶ月どれだけのデータ通信をするか決めてくださいということです。
スマホでインターネットを閲覧したり、先ほどあげたLINEとかゲームのアプリを利用するにはデータ通信をしなければいけません。
このデータ通信を1ヶ月、どのくらい使うかがデータ通信のプランになるわけです。
たくさんゲームをしたり動画を観ればそれだけデータ通信量が必要になります。
自分がどのくらいインターネットやアプリを利用するのか?
通話をしたり、写真を撮るのは別です。データ通信は使いません。
ただ、動画やデータ通信を多量に使うゲームなどをしなければ、それほどデータ通信量は必要としないです。
中高年だけでなく、一般的に1ヶ月で使う平均的なデータ通信量は3GB以下だといいます。1GB~2GBの人も多いようです。
ならば中高年(シニア)の方なら多くても3GB以下でよいでしょう。また、この1ヶ月のプランは後から変えることもできるので、それほど真剣に考えなくてもよいかもしれません。
少なかったら多く、多ければ少なく後から変えればよいでしょう。月単位でプランを変えることはできます。
中高年におすすめのスマホの会社
それではいくつか当サイトが中高年(シニア)の方におすすめの会社を紹介します。
マイネオ(mineo)
シングルタイプ (データ通信のみ) | デュアルタイプ (データ通信+音声通話) |
|
---|---|---|
500MB | 700円 | 1,310円 |
1GB | 800円 | 1,410円 |
3GB | 900円 | 1,510円 |
6GB | 1,580円 | 2,190円 |
10GB | 2,520円 | 3,130円 |
20GB | 3,980円 | 4,590円 |
30GB | 5,900円 | 6,510円 |
シングルタイプ (データ通信のみ) | デュアルタイプ (データ通信+音声通話) |
|
---|---|---|
500MB | 700円 | 1,400円 |
1GB | 800円 | 1,500円 |
3GB | 900円 | 1,600円 |
6GB | 1,580円 | 2,280円 |
10GB | 2,520円 | 3,220円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
30GB | 5,900円 | 6,600円 |
最近、テレビコマーシャルを連発している関西電力系の格安スマホの会社。
au系とドコモ系の2本の通信回線を使用しているのでユーザーは好きな通信回線を選べます。料金プランもシンプルでわかりやすい。au系のAプランの方が少しだけ安い料金設定になっています。
電話として通話ができるタイプを選ぶなら「デュアルタイプ」のプランを選ぶことになります。1GBと3GBでは料金が100円しか差がないので3GBを選んだ方が得だと思います。
ベストマッチと思われ、おすすめできる格安スマホ本体はHUAWEI P10 liteです。5.2インチ大型液晶、1200万画素カメラ、ROM32GBとどれも文句はありません。
機種名 | HUAWEI P10 lite |
---|---|
画像 | ![]() |
OS | Androi 7.0 |
CPU | Huawei Kirin658 オクタコア (4×2.1GHz+4x1.7GHz) |
ディスプレイ | 約5.2インチ, FHD |
バッテリー | 3,000mAh |
カメラ | 1200万画素/800万画素 |
特徴 | 指紋センサー、ジャイロ |
例としてAプランの「デュアルタイプ」データ容量3G(1,510円)とHUAWEI P10 liteを選んで24回払いで1,150円(一括27,600円円)で購入すると月々2,660円(消費税別)が基本料金になります。
この金額でスマホが利用できるのです。他に「mineoでんわ」という無料アプリを使えば10円/30秒で国内電話はかけられますし、オプションで月額850円で10分以内なら国内通話はかけ放題というのもあります。(あまり電話をかけないという人ならこのオプションはいらないと思いますが。)
スマホ本体はかつてはarrows M03などの日本製(富士通)が人気があったのですが、今や日本製の時代ではありません。おサイフケータイ機能に対応しているだけが利点というだけでコスパはまったく悪いです。
もし、今までスマホを利用していてスマホ本体を持っているならデータ通信容量の費用だけですむのでお得だと思います。
UQモバイル
プラン | 月額料金 |
データ高速通信3GB | 980円 |
データ高速通信3GB+音声通話 | 1,680円 |
データ無制限 | 1,980円 |
データ無制限+音声通話 | 2,680円 |
プラン名 | 高速データ通信 25ヶ月まで | 高速データ通信 26ヶ月から | 無料通話 |
---|---|---|---|
プランS | 2GB | 1GB | 5分以内かけ放題(おしゃべりプラン) 60分/月(ぴったりプラン) |
プランM | 6GB | 3GB | 5分以内かけ放題(おしゃべりプラン) 120分/月(ぴったりプラン) |
プランL | 14GB | 7GB | 5分以内かけ放題(おしゃべりプラン) 180分/月(ぴったりプラン) |
キャリアであるKDDI株式会社(au)が筆頭株主となっているUQコミュニケーションズ株式会社が運営するMVNO(格安スマホ)がUQモバイルです。
要するに親会社のauよりは通信料金が安いのが特徴である格安スマホの会社と考えてよいでしょう。
当然、通信回線はau 4G LTE対応の高速通信回線が使われています。UQモバイルの最大の特徴は通信速度が速いという評判です。実際、口コミでもそういう声はよく聞きます。
ただ、各社の通信速度というものは環境や時期、時間などによって変わってきますので、UQモバイルの通信速度が一番早いとも言えないと思います。
UQモバイルの基本料金プランは3GBのデータ専用高速通信と電話としての機能が付くデータ高速通+音声通話SIM、それと高速通信ではないデータ無制限プラン(最大速度500Kbps)です。
データ無制限プランというのは一見するとよいように感じるのですが、高速通信ではないので、動画などは見ても辛い画質になってしまいます。インターネットやメールの閲覧にはそれほど影響はないのですが。やはり、ふつうの使い方をするユーザーは高速通信の3GBの方をおすすめします。
高速通信の容量も他社では5GBとか7GB、10GBとかプランの選択肢が多いところもありますが、先に書きましたように平均的に3GB以内に通信容量が収まる人が多いので3GBで十分と思われます。
ただ、それらの基本プランとは別に「おしゃべりプランS]、「おしゃべりプランM」「おしゃべりプランL」というセットプラン(表の2)があります。
これはそれぞれ25ヶ月まで2GB、6GB、14GBのデータ容量が使え、これに端末(スマホ本体)、国内通話5分以内かけ放題という通話サービスが付いています。
つまり、高速データ通信容量とスマホ本体、国内通話5分以内というサービスがセットになっているプランなのです。しかも料金は端末アシスト(端末の分割払いでの割引サービス)を利用すると、1ヶ月1,980円から(料金はスマホの機種、データ容量によって変わってくる。)というお得なプランです。
ただし、26か月以降からデータ容量はそれぞれ半分の容量に、料金はプラス1.000円が加算されます。また、このプランは新規のユーザーかドコモ、ソフトバンクからの乗り換えユーザーに限られます。auからの乗り換えには適用されません。
このプランはスマホを持ってない人や、電話をたくさんかけることが多い人には魅力的なプランだと思います。まあ、正直2年以降25か月目から月額料金は1,000円増えるし、データ通信容量は半分に減ってしまうので2年目以降はそれほどお得とも言えませんが、また、その時期になったら他社のサービスに乗り換えるという手もあります。
とりあえず2年限定で考えれば国内通話5分以内なら何回でもかけられるというのはうれしいサービスです。マイネオではオプションとして別途に月額850円かかってしまのですから。
他社の格安スマホの会社の公式サイトを見てみる
以上、マイネオ(mineo)とUQモバイルという2社のMVNO(格安スマホ)を紹介しました。
参考までに他社のMVNO(格安スマホ)の公式サイトを掲載しておきますのでご覧ください。