DMM mobileはDMM.comなど動画配信サイトを始めとしたDMMグループが運営するMVNO(格安スマホ)です。DMMmobileは当初から業界最安値水準を謳い文句に安さを売りにしてきました。実際には後発のMVNO(格安スマホ)がDMMモバイルを標的に数十円下げたりして最安値とは言えなくなってしまったのですが、それでも安いMVNO(格安スマホ)と言ってよいでしょう。
通信回線はドコモの通信回線を利用しています。DMMmobileの特徴のひとつにデータ容量プランの多さがあります。ライトプランを含めれば20GBプランまで10個のプランがあります。ユーザーは自分の使用頻度によりプランを選ぶことができます。プランの移行は無料なので選択肢が多いのはユーザーにとってうれしいことだと思います。また、他のMVNO(格安スマホ)と同じくSIMカード単体プランとスマホ本体のセットでのプランもあります。
データ容量 | データ通信SIMプラン | 通話SIMプラン |
---|---|---|
ライト | 440円 | 1,140円 |
1GB | 480円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 1,380円 |
3GB | 850円 | 1,500円 |
5GB | 1,210円 | 1,910円 |
7GB | 1,860円 | 2,560円 |
8GB | 1,980円 | 2,680円 |
10GB | 2,190円 | 2,890円 |
15GB | 3,280円 | 3,980円 |
20GB | 3,980円 | 4,680円 |
※ライトプランの通信速度は最大通信速度200Kbpsです。(高速通信ではありません。)
データ通信とともに電話としての機能を持たせたいなら通話SIMを選び、インターネットやアプリの利用のみでよいならデータ通信SIMを選ぶことになります。
プラン | 容量 | 価格 |
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データSIMのみプラン SIMカード最大3枚 | 8GB | 1,980円 |
10GB | 2,190円 | |
15GB | 3,280円 | |
20GB | 3,980円 | |
通話SIMカード1枚 + データSIMカード2枚プラン | 8GB | 2,680円 |
10GB | 2,890円 | |
15GB | 3,980円 | |
20GB | 4,680円 | |
通話SIMカード2枚 + データSIMカード1枚プラン | 8GB | 3,380円 |
10GB | 3,590円 | |
15GB | 4,680円 | |
20GB | 5,380円 | |
通話SIMカード3枚プラン | 8GB | 4,080円 |
10GB | 4,290円 | |
15GB | 5,380円 | |
20GB | 6,080円 |
DMMモバイルにはシェアコースもあります。家族でSIMカードをシェアして使えば無駄が出にくくなると思いますし、タブレット用などに分けても使えるわけです。
この記事の目次
DMMモバイルをおすすめする理由
上の表のように従来の携帯電話会社で、例えばドコモと料金を比較してみるとデータパック5GBコース、かけ放題ライト(国内通話5分かけ放題)、基本使用料の合計が7,000円になります。これがDMMモバイルだと月額2,760円。この差額は4,240円(61%)安くなります。年額なら×12で50,880円、これは大きいと思います。
データ通信量が余ったら翌月に繰り越すことができる
DMMモバイルでは毎月のデータ通信量を使い切れず残った場合は翌月に繰り越すことが出来ます。5GBのプランに加入したのだけれど、1.5GBその月に余ってしまった。そういう場合は翌月にこの1.5GBが繰り越され6.5GB使うことが出来ます。これはうれしいサービスだと思います。当然、月によって使う量が違う場合があるでしょうから。無駄にならないということでしょう。
また、反対に使いすぎてデータ容量がなくなってしまった場合は追加でチャージすることもできます。追加料金は100MB/200円、500MB/600円、1000MB/1,100円です。
1ヶ月のデータ容量を使い切った場合もバースト機能があるので安心
毎月のデータ容量プランを使い切った場合、低速通信の200kbpsの通信速度になってしまいます。もちろん、速度が遅くてもインターネットやメールは使えるのですが表示は遅くなり"かったるく"なります。上に書いたように追加チャージもできるのですが、DMMモバイルでは「バースト機能」というものがあります。これは最初の一定量だけ高速通信でつないでくれるというシステムです。これでもインターネットなどは割とサクサクと見ることができます。
家族で使ったり、タブレットなどで使う場合はシェアコースがある
DMMモバイルでは8GB、10GB、15GB、20GBの4つのシェアコースがあります。これは家族で使う場合、1つの契約でみんなで分け合うので無駄ができにくくお得に使えることもあります。ただ、SIMカードは最大3枚までなので4人家族以上はもうひとつ契約を増やさなければならなくなります。SIMカードの追加は1枚3,000円です。
また、スマホのほかにタブレットを使いたいと言う場合、通話SIMカードを1枚、データ通信SIMカードを1枚というようなこともできます。
5分かけ放題の通話オプションがある
他社より少し遅れましたが、DMMモバイルでも国内通話5分かけ放題というサービスが始まりました。5分以内の国内通話なら何回かけても月額850円ですみます。5分を超えたとしても通常20円/30秒のところ半額の10円/30秒でかけていられます。
電話をかけることが多い人は入っていた方がよいでしょう。ただし、ほとんど家族とか友達しか電話をしないというならLINEの無料通話で代用できるので加入しなくてもよいかもしれません。家族、友達ならLINEでも失礼にならないでしょう。
DMMモバイルの取り扱い端末(スマホ本体)
DMMモバイルでもセットになるスマホを扱っています。スマホを新しくしたいならDMMモバイルから購入した方がセッティングもスムーズにできますのでおすすめします。
機種名 | HUAWEI nova |
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画像 | ![]() |
OS | Android 6.0 |
CPU | Qualcomm®Snapdragon™ 625 オクタコア, 8 x2.0GHz A53, 14nm |
ディスプレイ | 約5.0インチ |
バッテリー | 3,020mAh / 急速充電 |
カメラ | メインカメラ:1200万画素 インカメラ:800万画素 |
特徴 | 3D指紋センサー 4K動画 14nmプロセッサーの高性能CPU |
HUAWEI nova
24回分割1,850円/一括34,800円(税別)。SIMフリースマホのメーカーHUAWEIの人気機種です。メーカー直販価格で41,018円(税込み)ですので、このDMMモバイルの価格はお買い得です。予算があるならばこの機種を一押しします。
機種名 | HUAWEI nova lite 3 |
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画像 | ![]() |
OS | Android9.0 |
CPU | HUAWEI Kinin710 オタクコア |
ディスプレイ | 約6.21インチ |
バッテリー | 3400mAh |
カメラ | メインカメラ1300万画素+200万画素 インカメラ1600万画素 |
特徴 | 指紋認証機能搭載 |
HUAWEI nova lite
24回分割1,053円/一括19,800円(税別)。上のnovaの廉価版というわけでもないですが、この機種はその価格、性能がコストパフォーマンスに優れ人気機種になることは間違いありません。この価格で十分使えます。
機種名 | arrows M03 |
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画像 | ![]() |
OS | Android 6.0 |
CPU | MSM8916 1.2GHz Quad Core |
ディスプレイ | 約5.0インチ |
バッテリー | 2580mAh |
カメラ | メインカメラ:1310万画素 インカメラ:500万画素 |
特徴 | 防水・防塵 ワンセグ おサイフケータイ機能 |
aroows M03
24回分割1,797円/一括33,800円。日本製のスマホ、富士通の人気機種です。ワンセグを見ることができ、おサイフケータイ機能が付いてます。suicaなどカード機能が使えるのは素晴らしいと思います。
機種名 | ZenFone Go |
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画像 | ![]() |
OS | Android 5.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 400 1.4GHz |
ディスプレイ | 5.5インチ |
バッテリー | 3010mAh |
カメラ | アウトカメラ800万画素 インカメラ500万画素 |
特徴 | 大画面液晶 |
ZenFone Go
24回分割946円/一括17,800円。DMMモバイルでの最安値機種です。やはりSIMフリースマホのZenFoneシリーズの製品です。5.5インチの大型画面で見やすいと思います。ただ、上から2番目のnova liteと一括で2,000円しか違わないなら性能がよいnova liteの方をおすすめします。
他にも数種類の機種がありますので公式サイトを見てください。
DMMモバイルをおすすめできない理由
DMMモバイルをおすすめできない部分というのは実はそれほどないのです。利用する上で大事なことのひとつに通信速度がありますが、DMMモバイルは平均的に速いです。
下り23.67Mbps/のぼり16.63Mbps。ある日の午後2時頃の東京・中央区で計測した結果です。常時このくらいの速度が出ています。
強いて言うと、特徴がないところかもしれません。派手なキャンペーンをやるわけでもないし、独自のサービスがあるわけでもありません。単純に通信回線と端末を提供するという感じです。なんかつまらない、まあでもユーザーは安定した通信環境を提供してくれればいいので、それでよいのだと思います。
DMMモバイルのオプション
- 端末交換オプション:月額350円
- セキュリティオプション:月額250円
- 端末交換とセキュリティを両方加入なら:月額500円
- DMM Wi-Fi by エコネクト(公衆無線LAN)月額362円
- タブホ:月額500円
- スマート留守電:月額290円
DMMモバイルに申し込み方法・手順
スマホは手持ちのものを利用してSIMカードのみを申し込む場合
ドコモで購入したスマホはSIMカードロックの手続きはしなくてよいです。au、ソフトバンクは公式サイトの「動作確認端末」ページで確認してください。
手持ちのスマホが利用できることが確認できたら次は今まで使っていた電話番号を引き続き利用するためにMNP予約番号(ポータビリティー予約番号)を取得しなければいけません。
ドコモでMNP予約番号を取得する方法
auでMNP予約番号を取得する方法
ソフトバンクでMNP予約番号を取得する方法
スマホも新規にセットで購入する場合
SIMロック解除の方法
au、ソフトバンクのスマホをそのまま使う場合、スマホのSIMロック解除の手続きをしなければいけない機種もあります。
auのSIMロック解除
■パソコン、スマートフォンからは公式サイト「auお客さまサポートサイト」から(無料)
■auショップの店頭で(有料3,000円)
ソフトバンクのSIMロック解除
■公式サイトのMy Soft Bankから(無料)
■ソフトバンクショップの店頭で(有料3,000円)
DMMモバイルの支払い方法
■クレジットカードのみ支払いになります。口座引落し、コンビニ払いなどはできません。
まとめ
DMMモバイルはデータ容量プランが他社より多く、その分ライトユーザーからヘビーユーザーまで利用できる万人向きのMVNO(格安スマホ)だと思います。料金的にも業界最安値水準といってもよいと思います。そういった意味で十分おすすめできるMVNO(格安スマホ)でしょう。