格安スマホの豆知識

スマホの会社はソフトバンク、au、ドコモのほかに格安スマホというのもあるけど、いったいどこがいいの?

スマホを選ぶのに悩んでいる

携帯電話と言えばドコモ、au、ソフトバンクというキャリアと呼ばれる会社の中から選んでいたのだが、スマホの時代になり今まで聞きなれない会社も出てきた。

いわゆる格安スマホを扱う会社だ。

キャリアより通信料金が安いらしい。

スマホ本体も安いという。

どうなんだろう?

最近では大手キャリアの会社も値下げしているという話も聞くし、とにかくスマホの料金はわかりにくい。

そこでちょっと調べてみた。

ドコモ、au、ソフトバンクの新料金プラン比較・どのぐらい安くなったのか

2019年10月1日からの新プランでは新しい電気通信事業法により定期契約(2年縛り)の解約金が上限1,000円、定期契約の有無による差額が上限170円、端末の割引が上限20,000円以内ということになった。

従来は2年契約のために途中で解約したくても9千円台の違約金がかかったので解約しにく況だったのでユーザーにとってはうれしい改変だと思う。

このことにより契約中に他社のプランで良いものがあれば迷いなく変えられるようになったのでは。

というか2年縛りと無しとの差額が170円であるなら定期契約をする利点も少なくなったということになる。

ただ、端末(スマホ本体)の代金の割引が上限20,000円までと設定されるのはうれしい改正ではない。

この改正の中で特筆すべきはソフトバンクが解約金1,000円ではなく0円に、2年縛りの契約自体を廃止するということだ。

さらにソフトバンクでは基本プランがすべて980円に統一される。

ソフトバンク料金プラン

基本プラン

音声通話基本プラン980円 (スマホ、ケータイ)

データ通信基本プラン980円 (タブレット、モバイルWiFiルーター)

■データ容量プラン

ウルトラギガモンスター データ容量50GB

ミニモンスター データ容量 0~50GB

ミニモンスターは4段階の従量制でそれぞれの使用状況により料金が分かれます。

■ウルトラギガモンスタープランの料金例

1人2人3人4人
基本プラン
(音声/データ)
980円
データプラン
50GB+
6,500円
基本+データの合計7,480円
上記の合計から下記の割引が適用されます
1年おトク割-1,000円
おうち割り光セット-1,000円
みんな家族割+-500円-1,500円-2,000円
■1年目月額5,480円4,980円3,980円3,480円
■2年目月額6,480円5,980円4,980円4,480円

新規契約及び機種変更による料金プランです。

1年目と2年目以降で料金が変わってくるのと家族で加入することによる料金が変更されます。

このほかにオプションとして通話オプションがあり通話時間によって低額料金が変わります。

■1回5分以内国内通話かけ放題 月額500円

■国内通話かけ放題 月額1,500円

自分の利用状況によりプランを選ぶ

例1ウルトラギガモンスター50GBプランを選んだ場合

■例えば1人利用の場合

基本料金980円+6,500円=7,480円

これに1年おトク割が-1,000円が割引されます。

おうち割光セット1,000円はわざわざインターネットの通信環境をソフトバンクに変えなければならないのでこの割引は除外ということにします。(変えてもいいという方は選んでください。)

さらに通話準オプションは国内通話5分以内かけ放題にして500円プラスさせます。

なので月額6,480円が料金となります。

■家族3人で利用する場合

基本料金980円+6,500円=7,480円

通話準オプション(国内通話5分以内かけ放題を選ぶと)500円。

1年おトク割が-1,000円。

割引がみんな家族割だと3人適用で-1,500円で5,480円

以上が1年目の月額料金です。

ただ、2年目以降は1年おトク割がなくなるのでそれぞれ+1,000円増えます。

例2ミニモンスターを選んだ場合

いや、それほどのデータ通信を必要しないというならミニモンスターのプランを選ぶことになるでしょう。

従量制のミニモンスターを選ぶと

これはデータ容量を使った分だけ料金がかかるということになります。

プラン名データ容量月額料金
ミニモンスター0~1GB
~2GB
~5GB
~50GB
3,000円
5,000円
6,500円
7,500円

例えば

1GB以内のデータ量の利用なら980円(基本料金)+3,000円(0~1GB)+500円(5分以内かけかけ放題)で合計4,480円。

これに1年おトク割1,000円が割引で3,480円が月額料金ということになります。

(コマーシャルで強調されている1,980円というのはおトク割1,000円に加え光セット割1,000円、通話500円が引かれている料金です。)

ただ、これは最低利用の1GB の料金で2GB、5GBとなれば費用は増えていきます。

実際はほとんどネットやアプリを利用しない人ならともかく1GBや2GBでは足りなくなるのではないでしょうか。

ネットやアプリを利用しないならスマホにする理由もなくなるのでは。

平均的なユーザーのデータ利用量を2GB~5GBと考えると

データ容量が6,500円+基本料金980円+電話5分以内500円=7,980円

1年おトク割で1,000円割引されても6,980円。

となると、初めから50GBのギガモンスターの総額6,480円を選んだ方が安くなるのではないでしょうか。

2GB以下しか使わないというなら別ですけれど。

というわけで、ソフトバンクを選ぶならギガモンスター50GBプランを選ぶのが現実的ではないでしょうか。

あとは自分だけ入るか、家族で入るかで月額料金が変わってくることになります。

auの料金プラン

料金プラン月額料金家族割プラススマートバリュー
2人3人
データMAXプランPro
データ容量上限なし
8,980円-1,000円-1,000円-1,000円
データMAXプラン
Netflixパック
データ容量上限なし
7,880円-1,000円-1,000円-1,000円
フラットプラン25
Netflixパック N
データ容量25GB
7,150円-1,000円-1,000円
フラットプラン20N
データ容量20GB
6,000円-1,000円-1,000円
フラットプラン7
プラスN
データ容量7GB
5,480円-500円-1,000円-1,000円
新auピタット
プランN
データ容量 ~7GB
5,980円-500円-1,000円-500円
新auピタット
プランN
データ容量 ~4GB
4,480円-500円-1,000円-500円
新auピタット
プランN
データ容量 ~1GB
2,980円-500円-1,000円

※データプランMAXプランPro、データプランMAXプラン Netflixパック、フラットプラン25 Netflixはさらにスマホ応援割引として申し込み翌月から6ヶ月-1,000円の割引があります。

※上記各プランは2年契約適用時の月額料金になり、通常料金は改正電気通信事業法により170円分高くなる料金になります。

auのデータMAXプランPro及びNetflixパックをどう考えるか?

auのプランの特長としてはデータ容量の上限がないというMAXプランがあるということでしょう。

動画などをスマホで観たい人には魅力的なプランだと思われるかもしれないが、これも実は制約があります。

プランの注意事項として下記のような文章も掲載されています

※動画配信、ストリーミングサービスなどの、大量のデータ通信または長時間接続をともなうサービスをご利用の際、通信速度を制限いたします。対象となるサービスは、当社ネットワークへの影響などを勘案し定めます。

※一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限いたします。

つまり完全なデータ容量の制限が無しというわけでもない。

この辺はちょっと頭に入れておいた方がいいです。

で、実際にauの売りであるデータ容量上限無しのプラン、auデータプランMAXプランProで料金を見てみると月額8,980円。

これにスマホ応援割引1,000円(ただし加入後6か月間のみ)なので7,980円。

6ヶ月以降は8,980円。

これに通話料金がプラスされます。

他の割引はスマートバリュー(ネット接続をau光にする)1,000円、家族割プラス(加入人数により割引額が変わる)があります。

データ容量上限無しは必要ないなら実用的にauフラットプラン20N(データ容量20GB)を選べば月額6,000円。

スマホ応援割引1,000円(加入後6か月間のみ)で5,000円、以降は6,000円に戻ります。

あとは定額通話(5分以内700円を選ぶか24時間かけ放題1,700円)料金になります。

ドコモの料金プラン

ドコモではギガホとギガライトの2つのプランになり比較的わかりやすい設定になっています。

ギガホプラン (データ容量30GB)

※2年定期契約またはdカード支払い(2年定期契約なしはプラス170円)

30GBをひとり(1回戦)で利用すると月額6,980円と別途通話料金ということです。

プラン名2年定期契約またはdカード支払
(最大6ヶ月)
(6ヶ月目以降)
ギガホ 30GB
1人
5,980円6,980円
ギガホ 30GB
2人
5,480円6,480円
ギガホ 30GB
3人以上
4,980円5,980円

ギガライトプラン

2人以上の契約でみんなドコモ割を適用した料金になります。

容量7GB容量5GB容量3GB容量1GB
1人5,980円4,980円3,980円2,980円
2人5,480円4,480円3,480円2,480円
3人以上4,980円3,980円2,980円1,980円

ではキャリアのソフトバンク、au、ドコモの3社ではどこが一番お得なのか?

大手キャリアのソフトバンク、au、ドコモの中でどこが一番お得なのだろうか?

以前との大きな違いは2年定期契約を解約した場合1万円前後の違約金をユーザーが負担しなくてはならなかったのが今回から1,000円に値下がりしたということ。

2年縛りの定期契約と通常の料金との差額が170円しかなくなったこと。

また、ソフトバンクは2年縛りの定期契約自体がなくなったこと。

このことはユーザーにとって有利な変更である。

そういう中で、それでは3社のうちではどこを選べばいいのだろう。

ヘビーユーザーの場合。YouTubeをバンバン観たり、動画配信したりする人。

各社のうちでヘビーユーザーの利用が考えられるデータ容量の多いプランを比べてみると

■各社6か月の1,000円割引きは入れていません。(つまり通常料金)

ソフトバンクが50GBで月額7,480円

auがデータ容量上限無し(ただしスピード制限はあるもよう)で8,980円

ドコモが30GBで6,980円

各社、微妙にデータ容量で料金が違ってきます。

ヘビーユーザーなら上限無しのauを選びたいところですが、auの注意書きが気になるところです。

動画配信、ストリーミングサービスなどの、大量のデータ通信または長時間接続をともなうサービスをご利用の際、通信速度を制限致します。対象となるサービスは、当社ネットワークへの影響などを勘案し定めます。

動画を長時間見ていたらどうなるのか?どのくらいの時間、見ていたら通信速度が制限されるのか?

ここは曖昧なauの上限無しを選ぶよりズバリ50GBのソフトバンクを選んだほうが良いのではないでしょうか。

ドコモの30GBで6,980円より500円高くなりますがデータ容量が20GBが増えた方がヘビーユーザーならお得感があるのでは。

平均的なユーザーの場合。動画を観たりすることが少ないという人。

たまに動画を観るぐらいの人。普段はネットやSNS、アプリを利用する程度の人はそんなにデータ容量は必要ないでしょう。

平均的に言えば3GB~5GBぐらいしか使わないと思われます。

そういったユーザーにはソフトバンクのミニモンスター0GB~50GBのプラン。

つまりソフトバンクなら5GBまでで6,500円

auならフラットプラン7プラスN 7GB 5,480円

ドコモならギガライトプラン5GBで4,980円。(7GBなら5,980円)

この3社ならドコモのギガライトプランが価格的にも安いドコモを選んだ方が良いと考えられると思います。

格安スマホといった選択はどうなのだろう。

総務省の指導で携帯大手3社がスマホの料金を安くせざるを得なくなってきたのだが、実際はどうなのだろう。

たしかに大容量のプランは旧料金は安くなった感じがある。

だが、1GB~7GBぐらいまでの低容量プランはもともと高かったのだ新料金プランでも決して安くなったとは思えない。

やれ家族割とかインターネット接続契約での割引とかあるが、それらの要件の適合しない人は安くなったとは言えないだろう。

そこで総務省(つまり政府)の指導で作られた格安スマホ、格安SIMの会社を選ぶという選択肢もある。

格安というぐらいだから利用料金は大手3社よりは安いです。

データ容量3GB~6GBで1,600円から2,280円といった月額料金で利用できる。

通話もかけ放題といった定額通話プランもある。

安かろう悪かろうということであえて言えば通信混雑時(会社員の昼休み時など。)に通信速度が遅くなるといった状況が時には起こりえるといったところか。

しかし、筆者も実は格安スマホを利用しているが不便をそれほど感じていない。

昼食時にスマホでネットを見ているとき多少、遅くなるのかなと思うときもあるがそれほどストレスを感じはしない。

ヘビーユーザーではない人の一般的なデータ容量は3GB~6GBぐらいに収まっている。

それらの月額料金が1,600円~2,300円ぐらいで利用できる格安スマホの方がお得ではないか。

月々は数千円ぐらいしか違わないが1年間、あるいは数年と利用するとかなりな違いになってくる。

なにしろ政府が携帯大手3社の料金が高いと行政指導しているぐらいなのだから、ユーザーも考えた方が良いのではないか?

このページの下に格安スマホ、格安SIM各社の公式サイトの代表的な数社のリンクを貼っておきます。

参考までに見てみたらどうだろう。

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